下痢

下痢便が出る、下痢と便秘を繰り返す
～適切な治療で改善させましょう～

下痢は便秘と並んで、悩まされている方が多い症状です。下痢自体が病気というわけではありませんが、日常生活で頻繁かつ唐突に現れる下痢症状は、QOL（生活の質）を低下させる要因になります。

下痢は一時的なものであることも多く、時間経過や排便によって改善することもありますが、1日に何度も起こる下痢が長期間続く場合は、何らかの疾患も考えられます。下痢でお困りでしたら、お早めに消化器内科へご相談ください。

下痢に伴うこんな症状にご注意ください

 
下痢は日常的によく起きる症状ですが、下痢と便秘を繰り返す、下痢とともに発熱や嘔吐、血便などの症状が見られる場合には、早めにクリニックを受診しましょう。

中央区八丁堀にある八丁堀内科・泌尿器科・消化器内科イサナクリニックでは、皆様の下痢のお悩みを解消いたします。下痢による生活への影響は、決して小さなものではありません。患者様のライフスタイルを考慮した当院で、効果的な治療方法をご提案いたします。

下痢の種類

浸透圧性下痢

水分を引きつける浸透圧が高い食べ物の過剰摂取により、消化管内で水分の吸収が適切になされないことで起こるタイプの下痢です。特に人工甘味料や牛乳の過剰摂取、糖分の消化不良などが原因となります。

分泌性下痢

腸管内の分泌物の増加が原因で起こる下痢です。腸内に侵入した細菌やホルモンバランスなどが原因となるため、感染性疾患や炎症性腸疾患などによる下痢はこのタイプに該当します。

ぜん動運動性下痢

腸管内では内容物から水分を吸収しています。腸管の動きの異常により、内容物が腸内を早く通過してしまうと、十分な水分吸収がなされないために下痢を起こします。過敏性腸症候群による下痢はこのタイプです。

滲出性下痢

大腸内に生じた炎症により、腸管壁からの水分漏出が起きたり、腸壁からの水分吸収機能が低下したりすることで起こる下痢です。潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患による下痢はこのタイプです。

下痢症状を起こす可能性のある疾患

下痢の検査・治療

下痢症状の裏に様々な疾患が隠れている可能性もありますので、下痢による受診の場合には、必要に応じてレントゲン検査や大腸カメラ検査などを行うこともあります。各種検査によって下痢の原因を特定し、それぞれに応じた治療を行います。

特に異常が見られない場合は、内服薬を使用して症状の緩和をはかり、経過を観察します。内服薬は、腸の機能を改善させる薬や腸内細菌叢を整える薬、緩下薬、鎮痙薬などを症状に応じて組み合わせます。

なお、市販の下痢止めは下痢症状の一時的な緩和に便利ですが、感染性疾患（急性胃腸炎など）の症状を長引かせる場合があります。服用の際はくれぐれもご注意いただき、市販薬を使用する前には可能な限り医師の指示を仰いでください。

※大腸カメラ検査が必要な場合には、近隣の専門機関をご紹介いたします