排尿困難

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尿が出づらい時には自己導尿という手段もあります

尿が出づらい、尿の勢いが弱い
などの症状はありませんか?

  • 尿意があっても尿が出ない
  • 尿の勢いが弱い
  • 尿をするのにお腹に力を入れる必要がある
  • 残尿感がある

など

このような症状がございましたら、中央区八丁堀にある八丁堀内科・泌尿器科・消化器内科イサナクリニックへお気軽にご相談ください。

尿が出づらい・尿の勢いが弱い
―快適な排尿ができない状態―

尿が出づらい・尿の勢いが弱い―快適な排尿ができない状態―

膀胱には、腎臓で作られた尿を溜める機能(蓄尿)と、尿を排出する機能(排尿)という2つの機能があります。この機能のいずれか、あるいは両方に障害が生じると、尿の出づらさを感じることがあります。

スムーズな排尿ができない状態のことを総称「排尿障害」と呼び、何らかの疾患が生じている可能性も考えられます。重大な疾患でなかったとしても、排尿障害はQOL(生活の質)を低下させる要因になりますので、早めの治療をお勧めします。

排尿障害の主な原因

排尿障害の主な原因は、「尿の通過が妨げられている(通過障害)」「膀胱がうまく収縮できていない(膀胱収縮障害)」の2種類に大別されます。前者は前立腺肥大症などの疾患、後者は加齢などによる膀胱の機能低下が代表的な原因となります。

いずれの場合でも、スムーズな排尿ができない状態は、生活に大きな悪影響をもたらします。普段の生活で集中を欠く要因にもなりますので、排尿のトラブルにお悩みの際は、泌尿器科の専門医がいる八丁堀内科・泌尿器科・消化器内科イサナクリニックへご相談ください。

尿が出づらい時に考えられる疾患

前立腺肥大症

精液を作る前立腺が何らかの理由で肥大化し、周囲を圧迫する疾患を「前立腺肥大症」と呼びます。前立腺は、膀胱の真下に位置して尿道を取り囲んでいるため、これの肥大化により尿の通過が妨げられることで排尿障害が起こります。

(※前立腺肥大症について詳しくはこちら→リンク「46.前立腺肥大症」)

神経因性膀胱

膀胱の排尿機能が神経の異常によって障害される状態を指します。膀胱や尿道をコントロールする神経が損傷したり、正常に働かなくなることで、排尿のトラブルが生じます。

解決の一つが自己導尿です

自己導尿とは?

自己導尿は、膀胱内の尿をカテーテルを使用して排出する方法です。尿意があるにもかかわらず排尿ができない、あるいは膀胱に尿が溜まり続ける状態(尿閉や膀胱機能障害など)の方にとって重要なケア方法です。腎不全の予防にもつながります。

当院でまずは自己導尿の指導を行います。当院では患者さま一人ひとりに合った指導を行い、日常生活での不安を軽減するお手伝いをしています。さらに他院での自己導尿指導後に当院通院も可能です。

自己導尿の手順

  1. 準備
    • 手を洗い、清潔を保ちます。
    • 使用するカテーテルや潤滑剤、消毒綿などを準備します。
  2. カテーテル挿入
    • カテーテルを清潔に保ちながら、適切な角度で尿道に挿入します。
    • 尿が流れ始めるまで、ゆっくりと進めます。
  3. 排尿
    • 尿が完全に排出されたら、カテーテルをゆっくり抜きます。
  4. 後片付け
    • カテーテルを適切に廃棄し、再利用可能なものは指示に従って洗浄します。

 コチラのコロプラスト社の導尿ガイドもご覧ください。

 


間欠性カテーテルの紹介

間欠性自己導尿は、特に尿閉の管理に役立つ方法で、定期的にカテーテルを使用して尿を排出します。

  • 特徴
    • 挿入後、排尿が終わればカテーテルを抜いて、破棄します。
    • 清潔さを保つことで感染リスクを低減します。
  • メリット
    • 長時間の留置が不要。持ち運び可能。潤滑成分が予めついている。
    • 自然排尿に近い頻度で行える。

当院では、間欠性自己導尿に適したカテーテルの選択や使用方法の指導も行っています。


注意点とトラブル対処法

  • 感染症を予防するための清潔な環境を保つ
  • カテーテル挿入時に抵抗を感じた場合は無理をせず、医師に相談してください。
  • 発熱や排尿時の痛みがある場合は、すぐに受診をおすすめします。

当院でのサポート

八丁堀イサナクリニックでは、自己導尿に関する以下のサポートを提供しています:

  • 医師や看護師による個別指導
  • 患者さまに最適なカテーテルの選択
  • 清潔管理やトラブル対処に関するアドバイス

ご不明な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

当院では開院以来何人もの方の自己導尿指導をしております。夜間頻尿が改善した、会社でも導尿可能なので楽、などの評価をいただいております。


よくある質問(FAQ)

自己導尿は、膀胱内に溜まった尿を排出するために行う医療行為です。この記事では、自己導尿に関するさまざまな疑問にお答えし、安心して取り組めるようサポートします。


自己導尿がつらいのはなぜですか?

自己導尿がつらいと感じる主な理由には、以下のようなものがあります:

  • 心理的な負担:慣れるまで抵抗感や不安がある。
  • 物理的な不快感:カテーテルの挿入時に痛みや違和感を伴う場合がある。
  • 手間や時間:1日に何度も行う必要があり、日常生活への負担となる。
    医師や看護師に相談し、快適に行うための方法や適切なカテーテルを選ぶことが重要です。

自己導尿は1日に何回くらいするのがいいですか?

自己導尿の頻度は個人の膀胱機能や尿量により異なりますが、通常は1日4~6回程度行うのが一般的です。尿量が膀胱に200~400ml程度溜まった段階で行うのが目安とされています。


導尿をするときの体勢は?

導尿を行う際は、リラックスした姿勢が大切です。

  • 男性:座った状態または立った状態で行うことが多いです。
  • 女性:座位や仰向けが一般的で、尿道口が確認しやすい姿勢を選びます。
    状況に応じて最もやりやすい体勢を見つけることが大切です。

尿が何時間出ないと危ないですか?

尿が8~10時間以上出ない場合、膀胱内圧が高まり腎臓に負担がかかる可能性があります。尿意があるのに排尿できない場合や、下腹部の膨張感が強い場合は、早めに医療機関を受診してください。


導尿は痛いですか?

適切に行えば、導尿は通常大きな痛みを伴いません。ただし、初めて行う際や慣れない場合は軽い不快感や違和感を感じることがあります。潤滑剤の使用や医師の指導に従うことで快適に行えます。


カテーテル導尿は痛いですか?

カテーテル導尿は医療機関で行う場合、通常は痛みを最小限に抑えるよう工夫されています。潤滑剤や局所麻酔を使用することで不快感を軽減することが可能です。


自己導尿は何時間おきに行えばいいですか?

一般的に、自己導尿は4~6時間おきに行うことが推奨されます。ただし、個人の膀胱容量や尿の生成量によって適切な頻度は異なるため、医師の指示に従ってください。


自己導尿は治るのか?

自己導尿は膀胱機能が低下している場合の対処法であり、膀胱機能の改善が見られれば中止できることもあります。ただし、原因によっては継続が必要な場合もあります。


導尿をしないとどうなる?

導尿を行わないと、膀胱内に尿が溜まり続け、腎臓に負担をかけて腎不全を引き起こす可能性があります。また、尿路感染症や膀胱のダメージを招くこともあります。


自己導尿カテーテルの交換頻度は?

自己導尿で使用するカテーテルの交換頻度は、使用するカテーテルの種類によります。使い捨てのものは毎回交換が必要ですが、再利用可能なものは定期的に洗浄し、2~4週間ごとに交換することが推奨されます。


尿閉の治し方は?

尿閉の治療には、導尿による排尿、薬物療法、手術などがあります。原因によって適切な治療法が異なるため、医療機関での診察が必要です。


自己導尿の留意点は?

自己導尿を行う際の注意点には以下が挙げられます:

  • 清潔を保つ:手やカテーテルを清潔に保ち、感染を防ぐ。
  • 無理に挿入しない:痛みや違和感が強い場合は中止し、医師に相談する。
  • 適切な頻度を守る:尿が溜まりすぎる前に導尿を行う。

女性の自己導尿の指導方法は?

女性の自己導尿では、まず尿道口を確認する方法を指導します。鏡を使用して尿道口の位置を把握し、清潔を保ちながら安全にカテーテルを挿入する方法を学びます。


女性が排尿しやすい姿勢は?

女性が排尿しやすい姿勢は、リラックスできる座位や膝を少し開いた体勢が一般的です。トイレでの排尿が難しい場合は、仰向けや半座位も有効です。


まとめ

自己導尿は生活の質を向上させるための重要な医療行為です。不安や疑問がある場合は医師や看護師に相談し、正しい方法を身につけましょう。当院では自己導尿の指導やサポートを行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせとご予約

自己導尿や間欠性カテーテルについてのご相談は、八丁堀イサナクリニックまでお気軽にお問い合わせください。

患者さまの生活の質を向上させるため、当院スタッフが全力でサポートいたします

診察時間 日祝
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