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ゲップがよく出る・胸焼けが続く
~もしかすると病気かもしれません~
ゲップは生理現象の1つですので、食後に起こる程度であれば自然なことです。また、胸焼けも一時的なものであることが多いため、時間経過で自然と軽快するようであれば問題ありません。
ただし、異常を感じるほど頻繁にゲップが出たり、長期間胸焼けが継続したりする場合には、消化管に何らかの異常が生じている可能性があります。また、頻繁なゲップや胸焼けと同時に腹痛や吐き気などの症状が見られる場合も注意が必要です。
こんな症状にご注意ください
- 胸焼けがひどく目が覚める
- 理由なくゲップがよく出る
- 口の中に酸味を感じる(呑酸)
- 市販薬を飲んでも症状が治まらない
- 突然気分が悪くなり吐いてしまう
こうした症状が気になる、あるいは長期間続いている場合には、原因を特定するためにも消化器内科の受診をお勧めします。ゲップや胸焼けはありふれた症状の1つですが、重篤な疾患が隠れている可能性もあります。
中央区八丁堀にある八丁堀内科・泌尿器科・消化器内科イサナクリニッククでは、専門医による迅速な検査と的確な診断によって、消化器疾患を早期発見・早期治療いたします。
「ゲップがよく出る」「胸焼けが気になる」などの症状にお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
考えられる疾患
胃炎(ピロリ菌感染症)
胃粘膜が炎症を起こしている状態を総称して「胃炎」と呼びます。胃炎には急性胃炎と慢性胃炎とがありますが、後者の多くはピロリ菌への感染が原因です。慢性胃炎は胃がんへ進行することもありますので、頻繫なゲップや胸焼けが気になる時はピロリ菌感染による胃炎も考慮する必要があります。
胃・十二指腸潰瘍
何らかの理由で胃や十二指腸の内壁が消化液で溶かされることがあり、これによって内壁に傷が生じた状態のことを「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」と言います。特定のタイミングでの腹痛や胸焼け、頻繫なゲップなどの症状があり、多くはピロリ菌感染が原因となります。
(※胃・十二指腸潰瘍について詳しくはこちら→リンク「22.胃・十二指腸潰瘍」)
胃がん
初期の胃がんは自覚症状に乏しいものの、進行すると腹痛や血便などの症状を起こすことがあります。また進行した胃がんは胃の蠕動運動を低下させるため、ゲップの頻発や胸焼けなどの症状が現れる場合もあります。
逆流性食道炎
胃酸や胃内容物が食道に逆流すると、食道粘膜の炎症を起こすことがあります。この状態が「逆流性食道炎」です。みぞおち周辺の痛みや胸焼けや酸味を伴う頻繫なゲップ(吞酸)などの症状が現れます。
機能性ディスペプシア
胃の痛みや胸焼け、頻繫なゲップなどの症状が明確に生じていても、検査では消化器の器質的な異常が確認されないことがあります。こうした場合を「機能性ディスペプシア」と言い、単なる体質とは区別します。治療により症状の改善が期待できます。